2010年2月25日木曜日

失ったものは・・・

昨年10月くらいから,来週開催されるGCOEの環境機関コンソーシアム主催のイベントのオーガナイザーの仕事をしています.主な仕事は,GCOE支援室や何人かのRAのチームと一緒に講演会やRAのポスターセッションの企画で,私はそのマネジメントを担当しているですが,これがまったく上手くいかなくて途方にくれています.以前も一度,チームの運営で大きな失敗をして,今日もまた今までのマネジメントの悪さゆえにチームが崩壊するようなことがありました.

マネジメントの目的のひとつは組織で働く人の能力を生かすことであると,ピーター・ドラッカーは言っています.ところが,私のこれまでのマネジメントをふりかえってみると,プロジェクトの重要な事項は自分で決断して他の人にお願いするというような,トップダウン的なやり方がほとんどだったと思います.これでは一緒に働いてくれるチームの本来の能力を生かすことができないばかりか,メンバーのモチベーションを下げ,メンバーからの信頼も失うことになります.

ふりかえってみれば,メンバーからいろいろなフィードバックはあったはずなのに,なぜそれに気づくことができなかったのか,反省すべきことばかりです.あまりの落ち込みで,本来やらなければいけない仕事にまったく手をつけられなかったり,車に給油していてるときにガソリンが吹きこぼれて自分にかかっているのにしばらく気づかなかったりと,いろいろ失敗をしてしまいました.

反省すべきことを具体的に書いていたらキリがないのでやめておきますが,ひとつだけ原因をあげるとしたら,慌ただしい周囲とのやり取りや他の仕事の忙いなかで,チームの能力を生かすというマネジメントの本質を見失っていたことが原因なのだと思います.もしまだチャンスがあるなら,今回の失敗を教訓に少しでもチームのみんなが能力を発揮できるような体制を考えなければです.また,他の人の指揮下で働くときは,その人のマネジメントを研究して,参考にしたいと思います.

経験をつんだ後のほうが勉強できる科目は多い.マネジメントがその一つである.--ピーター・ドラッカー

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