2009年8月9日日曜日

帰省

昨日から新潟に帰省しています.お盆前には川渡へ戻るので,昼間は一足先に墓掃除とお参りを済ませて来ました.

夜は,中学時代の友人に加えて当時の先生とお酒を飲みました.参加した友人のうちの何人かは帰省するたびに会っているですが,なかには中学を卒業して以来久しぶりに話をした友人もいました.お互い元気そうで,何よりでした.

飲み会ではお互いの近況などで盛り上がったのですが,司書・営業マン・オタク・主婦・無職など,本当にみなさんバラバラでびっくりしました.本当に,いろんな生き方があるものです.もっとも,みなさんからすれば私が一番変な仕事をしているんですけどね….

びっくりしたと言えば,みなさんと話をして全員の共通の話題がほとんどないということに驚きました.中学時代は部活やバンド,休み時間,スキー旅行,その他もろもろでいつも一緒に遊んでいたのですが,卒業して10年も経つとこうも変わってしまうのかと思いました.

普段はほとんど学生・研究者・技術者としかお付き合いがないので,こういう場はとても新鮮でした.と同時に,みなさんも自分もお互い遠いところに行ってしまったなと思うと,すこし寂しくもありました.

ただ,話はかみ合わなくても,お互いの中身があまり変わっていなかったのは幸いでした.みんな良くも悪くも相変わらずです,ホント.

魯迅は短編小説『故郷』のなかで幼馴染の小作人との断絶を嘆いていましたが,お互い相変わらずなので,『故郷』の主人公のような喪失感は感じませんでした.

たとえ「自分の道を走って」いようとも,彼らとのあいだに「一脈の気を通わ」すことを絶やさぬようにしたいものだと,いまこの文章を書きながらしみじみ感じています.

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