2009年12月2日水曜日

やる気がでないときのために

先々週はめずらしくブログをまじめに書いていたのですが,先週はまだ中身を公開できないディスカッションが多かったり,生産的じゃない考え事をしていたので,ブログのネタがありませんでした.いや,ブログに書くようなネタはいくらでもあったはずなのですが,ブログを書くほどのやる気がでなかったというのが本当のところでしょう.

私はブログで生計を立てているわけではないので,ブログを書くやる気がでないことくらい大したことはないのかも知れません.しかし,もしこれが研究活動や自己研鑽に対するやる気がでないばかりにそれらが停滞してしまったら…,それは私に対する評価を下げることになり,いろいろなチャンスを失うことになるかも知れません.

そんなことを考えていたらちょうど面白そうな本が出たので,買ってみました.どんな時代もサバイバルする人の「時間力」養成講座 (ディスカヴァー携書)という新書です.

タイトルをみるとこの本は,巷にあふれている普通の時間管理の本のように見えます.しかし,この本の主眼はこれまでの時間管理術のように「限られた時間の中でいかにうまく仕事を処理するか」ではなく,「限られた時間の中でいかに質の高いアウトプットを出すか」ということに置かれています.

筆者によれば,限られた時間の中で質の高いアウトプットを出すための秘訣は,時間ではなく「やる気」をコントロールすることにあると言います.「やる気」があるときは短時間で質の高いアウトプットを出せるけれど,今の私のように「やる気」がないときはいくら時間をかけてもいい仕事はできないというのは,多くの人が実感しているところでしょう.

この本では,どうやって「やる気」のある時間を作るか,「やる気」のある時間にいい仕事をするために何をすればいいのかなどについて,筆者の経験に基づいたお話が紹介されています.ビジネスマン向けの本なので経済などの例が多いのですが,基本的な部分については研究者でも十分共感できると思います.

時間管理術というより自己啓発の本という色合いが強いのであまり真剣に読む必要はないと思いますが,やる気がでなくて仕事が停滞している今の私にとってはそれなりに刺激的な内容でした.これに触発されて,今月はいい仕事ができるようになりたいものです.

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